寄せられた言葉

阪田知樹(ピアノ、2013年参加)

ヤング・プラハに出演させて頂けたことによって新しい発見、そして、出会いがありました。私が演奏させて頂きました三会場すべて、自身にインスピレーションを授けてくれ、文化を感じる素敵な舞台でした。それぞれの響きの違いを味わえる独特の空間が、チェコの歴史を物語るかのようで、自然に自分自身がその音楽、音を求めていくことに気づかされました。特にファイナルのドボルジャークホールでの協奏曲の際には、良い緊張感とともに、ともに音楽する喜びを分かち合えた充実した時間となりました。また、忙しいスケジュールのなか作っていただいた本番前のおにぎりにもとても癒され、その時にチェコと日本を同時に思うことも出来ました。文化の国チェコにて、このような多くの演奏機会を頂けたということは、本当にかけがえのない経験になりました。
この経験を自分の人生の宝として、皆様に音楽の素晴らしさを提供出来る音楽家になるべく、今後とも研鑽を重ねて参ります。素晴らしい機会を本当にありがとうございました。

中村友希乃(ヴァイオリン、2013年参加)

プラハは初めての訪問で、どんな所でどのような人々が暮らしている国なのだろうか? また自分の演奏は受け入れられて、楽しんで頂けるだろうか? などたくさんの期待と不安でいっぱいでした。 ですがオープニングコンサートでの聴衆の方々のたくさんの拍手、温かい雰囲気にふれることでその不安は消え、演奏を楽しもうという気持ちに変わりました。 ワルトシュタイン宮殿でのオープニングコンサート、リトミシュルのスメタナホールでのコンサート、バートシャンダウのヨハネス教会でのコンサート、どの演奏会でもチェコの方々の音楽への関心と応援しくださっている気持ちを感じることが出来、あらためてバイオリンを弾く喜びを感じました。 また岩崎淑先生と共演させて頂けて、素晴らしい演奏とお人柄にふれることができたこともとても良い思い出です。 このような貴重な機会を与えてくださったすべての方々に心より感謝いたします。 本当に幸せな2週間をありがとうございました。 また必ずこの素敵なチェコを訪れたいと思います。

橋本杏奈 (クラリネット、2011年、2013年参加)

私の住むロンドンから飛行機でわずか1時間半のプラハですが、この音楽祭へのお招きを頂くまではあまり意識の中にありませんでした。 でもこの街に足を踏み入れた瞬間に大好きになりました。 どこを見ても美しくお伽の国のような景色、料理もビールも美味しく、こんな街に住んだら音楽も豊かになるだろうなと思いました。めったに演奏されないシュポアの協奏曲第3番をドヴォジャークホールで演奏させて頂けた歓びは私の演奏人生を大きくしてくれました。 本番では思う存分自分を表現させて頂けたと思います。クラリネットを吹いてきたことでこの様な素晴らしい国際交友に参加できたことを誇りに思い、ヤング・プラハに心より感謝します。

中田朝生 (ピアノ、2012年参加)

プラハに着いて最初に 感動したのは建物です。小さな スタチューが色々な建物にのっていて、ビジュアル・インパクトが強かったです。 ロンドンとはまた違う雰囲気でした。又 景色が一番素敵に見えたのは夜です。プラハの夜にはピースフルな光があって、とてもロマンチックでした。 ドボルジャークホールは 非常に美しかったです。 私のグリーグピアノコンチェルトを大勢の人々に喜んでいただいてとても嬉しいです。溢れるくらいに楽しかったです。この様な機会を与えていただいたことを、信じられないほどのラッキーだと思っています。今回の経験と記憶を大切にして、もっとピアノを頑張っていきます。 チェコですごした毎日は ‘truly amazing!’

岸本萌乃加 (ヴァイオリン、2012年参加)

モーツァルトの第二の故郷、プラハでモーツァルトのコンチェルトの共演。 今までの経験のなかで最も思い出に残る夏を過ごさせていただきました。 海外経験の少ない私は、ヨーロッパの町の風景や雰囲気にあまり触れる経験もなく日本を出発し到着するまでは不安と緊張でいっぱいでした。 しかし、ゲネプロが始まるにつれてだんだん精神的にも余裕がでて、モーツァルトの表現などもつかめ、「せっかく来たのだから気持ちよく楽しんで弾こう!」と思いました。 そしてオープニングコンサートの会場、ヴァルトシュタイン宮殿は音響も天井の装飾などもとても素晴らしく日本にはない響きを味わえました。 聴衆の方たちも温かく迎えてくださりそのなかでモーツァルトを弾くことが出来た私は本当に幸せだと思いました。 本当にありがとうございました♪ また必ずプラハを訪れたいと心から願っています。

宮田 大(チェロ、2011年参加)

私は今でも興奮が覚めきらずにいます。なぜならば、私の人生の中でとても貴重で大きな経験をしたからです。プラハという音楽に満ち溢れている土地で、ドヴォジャーク作曲のチェロコンチェルトを演奏させていただいたことは私にとってとても大切な経験でした。チェコの人々は、音楽家でない人も身近に音楽を感じ、良いエネルギーに纏われ、素朴で純粋で真っ直ぐな国民性なんだなと感じました。

中村洋乃理(ヴィオラ、2011年参加)

2011年、この年は自分にとって忘れられない年になりました。 ヤング・プラハにお招き頂き、初めてヨーロッパの地を踏み、空気、食べ物、文化、そして人々との触れあった事は、自分の音楽観にとても大きな刺激を与えました。 異なる環境でそれぞれが勉強し、今は違う国で活動する4人が集まり一つの演奏会を作り上げる事は、国境を越えても音楽があれば分かり合えると身をもって経験出来ました。クァルテットの仲間は皆秀逸で4人で演奏出来たことを誇りに思い、この機会を与えて下さった中島先生をはじめ、この素晴らしい音楽祭を支援して下さるすべての皆様に感謝しております。またこの4人で演奏出来る事を祈っています。

黒川 侑 (ヴァイオリン、2007年、2011年参加)

プラハに滞在する経験はこれで二度目になりましたが、そのどちらもヤング・プラハに参加するためのものでした。クァルットのロマン、中村さん、トマーシュとも同じく二度目の演奏の機会でしたが、以前にも感じた室内楽やオーケストラでの演奏になれている彼らの呼吸、合わせ方などなど、、は今回、より強く感じることができ、一緒に弾いていてとても楽しいものでしたし、僕個人にとっても新しいステップになる貴重な経験だったと思っています。 最後に、いつもヤング・プラハのスタッフの皆様の現地でも細やかな心遣いには、とても感謝しています。ありがとうございました。

周防亮介(ヴァイオリン、2010年、2011年参加)

ファイナルコンサートでプラハ室内交響楽団の皆様と共演させていただきました。 ホールは、とても立派なドヴォジャークホールです!! 実際にホールの前に立つと胸がドキドキ・ワクワクして、夢のようでした。本番前は、今までに経験したことがない緊張感でしたが、指揮の松井先生の優しい穏やかな表情と、オケの皆様の笑顔のおかげで、最後まで楽しく音楽に集中するこができました。そして、お客様の大きな拍手には、有難くて嬉しくて・・・感激でした。今回、ヤング・プラハに参加させていただき、貴重な経験をさせていただいたことは、僕の宝物です。本当にありがとうございました。

佐藤彦大(ピアノ、2008年参加)

プラハの空気・町・音楽・ホール、そして勿論食べ物も... 全てが新鮮で心地良かった。今ではこの町が教えてくれた「言葉で表せない感覚」が僕に元気と、音楽をする事の喜びを常に与えてくれる。今回の経験を糧により成長出来れば、と思う。

丸田悠太(フルート、2006年参加)

演奏していて一番感じたことは『空気の違い』でした。素直な息の流れだけで音が自然に飛んでいくこの感覚は、日本に帰ってきた今でも忘れられません。 このような素晴らしい舞台で貴重な経験ができたことを、私は本当に誇りに思います。そして、生涯忘れることのできない良い思い出になりました。今後の私の音楽家としての人生において、大切なことをヤング・プラハは教えてくれました。この経験を私自身のために、そして私の周りの人たちにもたくさん伝えていけたら良いなと思います。

森田義史(ピアノ、2006年参加)

毎回暖かい聴衆の方々に包まれた演奏会は、人前で演奏できることの喜びを与えてくれた。当初予定に無かった他のソリストとの共演も実現し、そういった融通がきくのもこの音楽祭の魅力か。彼等のような素晴らしい音楽家達と出会えた事も。 そして最終日の夜のドボルザークホールでの演奏会。その素晴らしい演奏機会に恵まれた事をこれまでピアノを勉強してきた上で関わった全ての人に感謝した。音楽家としてだけではなく、人間として大事な物を沢山与えてくれたこの音楽祭に出演できた事を誇りに思うと共に、それを糧にまた新たなスタートラインを切れる事に全ての関係者の皆様に感謝致します。

平良頼子(国立音楽大学合唱団 団長、2006年参加)

公演後にお客さんを歌いながら送り出している最中に、「素晴らしかった」「とても良かった」「ありがとう」等の声に混じって、「去年も聞きにきたのよ」「来年もあるなら、必ず聞きにくるよ」という声を聞きました。去年の演奏を聞いて良かったので、今年も聞きにきた。そんなお客さんが大勢いた事は、これ以上とない喜びでした。 音楽と人のつながりを、最高の形でもって体感できる。そんな素晴らしい音楽祭に参加できた事を、心より誇りに思います。ありがとうございました。

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